すべての貧血に共通する「一般症状」とは?

血液の働きで最も重要な仕事は、酸素を全身に運搬することです。この働きをつかさどるのは、血液中の赤血球にある血色素(ヘモグロビン)です。血液が酸素を運搬する能力は、ヘモグロビン量とほぼ比例します。貧血とは赤血球あるいはヘモグロビンの量が正常より少なくなった状態で、その原因によって多くの種類に分けられます。私たちの身体は酸素と栄養素をエネルギー源として生命を維持しているため、酸素の運搬が十分に行われなくなると、あらゆる組織が酸素不足になりさまざまな症状がでてきます。

貧血と聞くと血が足りないと思う方が多いですが、正しくは血液の中のヘモグロビンが減っていることが原因です。ヘモグロビンは酸素とくっつき、全身へ酸素を送り届ける役割を持っています。そのためヘモグロビンが減少すると、全身が酸素不足で「酸欠状態」となり、めまいや動悸、息切れなどの貧血の症状が現れます。貧血の原因として最も多いのは、体中に酸素を運ぶ働きをするヘモグロビンの重要な材料のひとつである鉄分が不足することによる鉄欠乏性貧血です。

男性よりも貧血になりやすいイメージがある女性。実際、男性は貧血になりにくく、女性は貧血になりやすいのですが、その理由は、「男性ホルモン」の量の違いです。男性ホルモンは、女性ホルモンに比べて、血液を新たにつくる指令を活発に出します。そのため、男性ホルモンが多いと、貧血になりにくいんです。女性の場合、男性ホルモンが少ないだけでなく、毎月の生理や妊娠、出産など、女性特有の生理現象で血液を失うことが多いため、貧血になりがちなんです。なんと、成人女性の5人に1人は、貧血予備軍だといわれています。

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